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2009年12月6日 - 2009年12月12日の1件の記事

2009年12月12日 (土)

リニアPCMプレーヤー3号機の準備

DigiKeyは早い もう届いた(12/2/09)
  実は、前の記事のアップ直前に、DigiKeyから既に品物が届いていた。噂どおりここは本当に早い。到着するのに発送して2日しかかかっていない。アマゾンも早いが、こちらは海外から送られてくる品物とはとても信じられない早さだ。届いたものは、LAN PHY層チップのDP83848Cを除いた3品。BeagleBoardのときと同じ大きさで少し重い。Primer2_pkg

 中から静電気防止の袋に入ったICと、CD4枚パックくらいの大きさの紙パッケージが出てきた。STM32 Primer2である。買ったままにしておこうと思ったが、我慢しきれず、パッケージを開ける。派手なストラップがついていて大きさは本当に携帯電話サイズだ。USBケーブルと、小さなCD-ROMがついている。ここまで来たら動かさずにはおられない。少しいじる。

 情報によれば、USBで充電する時は注意が必要なようだ。CircleOSというOSが既にインストールされており、ゲームも入っている。ブロック崩しのパドルは、加速度センサーで動かす。中々凝ったつくりだ。160×128の液晶スクリーンは思っていたより情報が沢山表示できそうだ。立ち上がりのときに女性が喋るのもおしゃれである。

 のめりこむととまらない性質なので、ゲームを少し試しただけでその先はやめようと思った。それでも、我慢できなくてとうとうドライバーで分解にかかる。ウェブで問題になっていた電源周りの不具合の対応がされているか確認すると言うのが名目である。

 基板を止めているビスが日本のドライバーと合わず(小さいネジの割にはプラス溝が深い)、もう少しでネジ山をつぶしそうになる。かなり力を入れて何とかはずす。問題の箇所を点検する。おお、ちゃんと対策されているようだ。太いジャンパーがレギュレーターをつないでいる。しかし、この対策でも壊れたという情報もあり、秋月でチップコンデンサーを買ってくる必要があるようだ。Primer2_fix

STM32Primer2はこれくらいにしておこう。バックオーダーをかかえたLPCMプレーヤーの追加制作にとりかからなければならない。こちらのほうが優先度が高い。今度のバージョンは3号機と名づけることにする。やらなければならないことが沢山ある。

 これまでの2号機は、機能上の問題と言うより、制作上の色々な課題が残っている。何と言っても、電池フォルダーの制作が面倒である。両面基板を切り出し、正確にケースに接着しないと、接点の接触不良に悩まされる。

 大分慣れたとはいえ、このあいだの最終機は、接点の接触が悪く、2度も接点バネを作り替えてやっとのことで納品した。接着の工程も長いし、とても気を遣う。これを毎回やるのはちょっと苦しい。Photo

 このほかにも、基板のハンダ面と、このフォルダー基板の干渉や、タクトスイッチの高さ不足(ピンをペンチで伸ばしてしのいだ)など、改善したいところが沢山ある。スケッチを描いては、3号機の新しいレイアウトを考える。これが仕事だったら結構つらい仕事になると思うが、ここは、納期のないアマチュアの気楽なところだ。最近、我家にやってきた2匹の猫と遊びながら、色々悩んでいる。

新しいリチウム電池をテスト(12/6/09)
 DigiKeyに続いて、ウェブで見つけた互換バッテリーの安売り店からDSLiteの互換バッテリーが届いた。

 最初、千石で買った互換バッテリーは、オリジナルと同じ1000mAhだが、そのあと追加で買ったものは1200mAh。ウェブで見ると最近の殆どの互換品が2000mAhを謳っている。互換バッテリーだから外形は全く同じである。

互換バッテリーはあたりはずれが大きく、昔、買ったデジカメのバッテリーは、半年もしないうちに純正品より早く、ケースが膨れだし、あわてて処分した。安いからといって、あんまり多量に買い込むとあとでえらいことになる。Photo_2

 しかし、ウェブで\290という値段をつけているサイトを発見し、思わず10ヶ近く買ってしまった(その後、売り切れた)。

 1300mAhだから安くなっているのだろうか。まあ全部使えなくても平均の1/3の値段である。このバッテリーは手頃な大きさで応用範囲が広い。プレーヤー以外にも使える。Xbee電力センサーにも使っている。

 恐らく市場に出回っている製品はすべて中国製だろうが、形が変わらなくて、こんなに電池容量が増えていくのはどうも信用できない。値段も\800クラスが多く(このあいだ2つ買った追加品がこの値段)、千石で買った\500台の1000mAhは、広告があってもすべて売り切れである(世代が替わったらしい)。

 今度のバッテリーは、前の追加品と違ってオリジナルに忠実な作りだ。おや、パッケージの表は大きく、2000mAhと書いてある。しかし、裏の電気容量のところは、2000mAhというシールが張ってあって、シールをはがすと1600mAhとなっていた。確か広告では1300mAhだったはずだ。やれやれ好い加減なものだ。ほんとに2000mAhもあるのかね。

 どうも気になったので、このあいだ作ったリチウム電池充電器で充電して、消費電流を測ってみた。うーむ、電力ロガーも良いが、こういうときにテスターにつけるロガーが欲しいな。

 前と同じように1時間聞いては、1時間休み、また1時間というサイクルで、ブレッドボードに残してあるLPCMプレーヤーで消費していく。結果は、2000mAhには遠く及ばないが、少なくとも前の1000mAhと称するバッテリーに較べると、3割くらい容量が多いようだ。

 前の1000mAhの電池の実測では、3.0Vあたりを放電下限電圧として、1000mAhぎりぎりというところである。今度の実測では、この3割増し、精々が1300mAh(50mAで25時間ちょっと)というところだろう。正直な広告だったのだ。

 大体、2次電池の定格容量というのは連続使用が原則で、こんな甘い測定ではない。しかし、まあ、何と言っても白髪三千丈の国だ。目くじらをたてても仕方がない。安いから許してやろう。

MCP73831を基板につけてテスト(12/9/09)
 新しい充電用IC、MCP73831をブレッドボードにつけてテストするため、このあいだのシール基板と秋月のミニ基板でMCP73831にピンを出し充電テストを行った。仕様が殆ど変わらないとはいえ、リチウム電池の充電である。用心するに越したことはない。Ac112548

 あらためてデータシートを読み込む。マイクロチップ社のデータシートは丁寧で参考になる。放熱を考慮した基板レイアウトサンプルまで載っている。親切だ。充電電流を規定する参照抵抗の大きさまで、LT4054と変わらない。コンデンサー定数が少し違うだけだ。ピン互換に近い。

 参照抵抗を半固定抵抗にして、早速充電を開始する。用心して電流計を回路に入れる。うむ、5KΩで180mA(200mAのはずだが)の定電流充電に入った。問題なさそうだ。

 かたわら、今度の新しい電池基板の工作を始めた。今度の3号機のレイアウトは、CDケースの角を活用した電池ケースを入れても問題ないようになっている。スケッチを見てもらえば分かるように、基板の部品面とハンダ面を逆にしてある。これは、大型パスコン(200μF)を載せるためでもある。ケースの製作は予想通り、接着剤で固定するより、はるかに楽に出来そうである。Lpcmplay3

 1号機では、スペースに問題がなかったので、200μFを載せ、2号機は高さが足らなかったので、100μFにした。気のせいかもしれないが、どうも1号機に較べれば、2号機の音がいまいち物足らない。低音は2号機でも十分出ているが音の範囲が1号機に較べて狭くなったように感じる。どうもオーディオの魔力に捕まりそうになっている。

 しかし、このあたりが職人根性というのだろう。折角作り直すなら、納得の行く形にしておきたい。パスコンの高さ確保で、2連ボリュームを基板とLCDの間に置くことが出来なくなり、配線面に入れる必要が出てきた。スペースは殆どない。しかし、フォンジャックの大きさが半分以下になったし、表面実装パーツをダブらせるなどの工夫で何とか入りそうな見込みが立った。ブログに載せたスケッチは、最終的なレイアウトである。このあとは、あのEAGLEで、今までの構想を実現する苦闘が待っている。

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